寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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施肥と防除

追肥

追肥の時期

田植えから1か月が過ぎた頃、疎植だと至って寂しく稲の成長も目立って大きくなく、寂しい限りです。しかし、私の圃場は田植え直前に鶏糞ペレットを撒いていますので、これからが肥効の出てくる時期なのです。150k/反の鶏糞の窒素5k分がじっくりと効いてくるのです。丁度出穂45日前頃に窒素10k、過リン酸石灰20kを追肥して中期を最大に作っていく「への字型」にしていきます。

肥料は動噴で撒く

追肥は動噴で散布します。田んぼに入って歩きながら撒くのは時間もかかり、除草剤の膜を壊すことにもなるので、畦から動噴で散布するのです。また、今は分けつの最中ですので稲の根を痛めたくありませんからね。分けつの時期と出穂の時期は田んぼの中を歩かないようにしています。

追肥1週間後

追肥してから1週間後には稲もどんどん分けつしながら大きくなっていきます。色も濃いままで周りの稲を圧倒する程の勢いで成長していて、追肥から10日が経ちました。2週間も前に田植えしたところの稲をあっという間に抜き去る程の勢いで成長しています。水加減は間断灌水で、稲の住処である土中に酸素が行きわたる様にしています。

稲よりも生長が早い雑草

畦の草は成長が早いです。圃場の肥料分が畦に染み出てくるので、その分よけいに成長が早いのです。特に笹系の雑草が早く、大きくならない内に刈り取ってしまわないと大草になって処分するのに厄介です。最初の刈り取り取りから1か月後には、2回目の草刈りを始めないと間に合わなくなります。

雑草の焼却

刈り取った雑草は、天日に2日もさらせばカリカリに乾いて軽くなっています。これを集めて畦際で焼却する人がほとんどです。焼けば運ぶ手間が減って楽なのですが、山火事の原因の一つになっているのでとても危険です。田舎で山火事になると、まず有線放送で「~が火事です。地区消防団員は全員出動せよ!」と放送があり、団員は仕事を途中で切り上げて駆けつける約束になっています。会社勤めであっても駆けつけることになっています。信じられないかもしれませんが、田舎ではそういう風習になっていて、会社側の理解もあるのです。山火事の原因の多くが「野焼き」で、消すのは大変です。

枯草集めと運搬の過酷な作業

枯草を集めて運搬車で運ぶのは大変な重労働ですが、中でも枯草を集めて寄せる作業は、腹筋から背筋、足腰、上腕筋肉など身体全体を使うのできついですね。プラス熱中症対策もしなければなりません。ちなみにスポーツドリンクは500mlボトルを4本は飲みますが、必ず少し水で薄めて飲んでいます。そのままでは糖分が多すぎてかえって体に良くないと専門家に聞いたからです。
休みはほとんど潰れてしまいますが、筋力アップとダイエットを兼ねたトレーニングだと割り切って頑張っています。本日で枯草集めと運搬の一回目が終わりました。

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