寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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刈り取りと乾燥

新米の刈り取り

 

長雨の後は猛暑続き

今年は7月の長雨で出来具合が心配されましたが、8月の猛暑がコシヒカリにとっては幸いしました。田植えが5月23日で出穂が8月6日となりました。毎年の事ですが、出穂を見るまでは不安がつきまとい落ち着きません。7月の長雨で梅雨がなかなか明けなかったのでなおさらです。梅雨が明けたのが7月29日で日光の不足を心配したものです。

長雨と猛暑で雑草の勢いが桁違い

稲への心配をよそに雑草の方は凄まじい勢いで伸びてきます。イネ科の雑草で一日に3~5cm伸びるので草刈りに追われる日々です。35℃を越す猛暑の中、熱中症にかからないよう気をつけながらの作業は結構きつかったですね。

立て続けの大型台風9号、10号

猛暑続きの好天も、9月に入った途端に超大型台風の影響を受けました。今年は台風の進路が西寄りで北へ向かいました。いつもですと九州付近で右カーブを切り日本列島直撃コースをたどるのですが、太平洋高気圧が居座り続けていたため台風のコースが直線的になりました。

台風の直撃を受けた九州地方は大変な災害に見舞われ、被害者が多数発生したことは胸が痛む思いでした。この場をお借りして謹んでお見舞い申し上げたいと思います。早期の復興を心から願っております。

倒れた稲 

私の圃場は9号で60%が倒れました。大雨を残して過ぎ去った直後に10号が接近とのニュースが入り、半分諦めていたのですが、最接近の9月7日の前日は蒸し暑いほどの好天になる予報がでました。急きょ会社に休みをお願いして6日に無理やり刈り取ってしまったのです。圃場は中干しのお蔭でぬかるむところまではいかず、コンバインが何とか歩ける硬さだったのが幸いしました。ところどころ水溜まりになっていたのですが、強引に刈り取ってまったのです。

籾の乾燥調製

稲の刈り取り時期の目安に籾の水分があります。水分が22~25%となった時が目安なのですが、この時は雨が降った後ということもあり28%でした。朝から好天に恵まれたので稲穂が乾くのを待っていたのですが、台風10号が明日最接近してくるので10時過ぎから刈り始めました。

乾燥機に入れてまず送風のみで1日。1翌日から半日乾燥後半日冷ます。これを3日間繰り返しながら目標の14,5%にもっていきました。

14,5%になった翌日に籾すりして米専用の冷蔵庫に納めました。量的にはかなりの不作でしたが、乳白米にならず、何とか良い状態の玄米に実のってくれたとおもいます。

試食しておりませんが、長男が真っ先にやって来て新米を持って帰り食べたようです。「旨かった」とメールしてきたので良しとしています。

今から新米を炊くのを楽しみにしています。

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