寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
スポンサーリンク
刈り取りと乾燥

稲作り 種籾の検査合格

私の稲作りは、農家が作る稲の正当な品種の種を作ることです。いわゆる血統書付きの種籾を県からの委託でつくっているのです。私の地区に数十軒いらっしゃいますが、皆さん毎年真剣に一生懸命努力をしていらっしゃいます。

丁度今頃に昨年度の「キヌムスメ」の種籾の検査結果がおくられてきますが、見事合格でした。水分率や発芽率など細かくチェックされています。また、異品種が混ざっていれば不合格となりますが、それだけ神経をとがらして懸命につくります。

種まきが終わり発芽してきた苗をチェック、田植えしてからチェック、成長するにしたがって田んぼの中の雑草の有無のチェック、稲の病気のチェック、異品種がないかチェックなど県から検査員が年に数回やって来てチェックを受けます。

その時はもちろん畦の雑草はきれいに除草してなければなりません。田んぼの中の小さな雑草まで除去しておくことが求められます。植えてから絶えず水管理、田んぼの中の雑草を抜いいく作業など、大変厳しい注文を付けられますが、それだけ県下のブランド米の質にこだわっている裏返しです。

また、使う農薬も限定されていて農薬散布の方法もしっかり管理されています。したがって安全なのです。その他に家で食べる米も作りますが、同じようにして作ります。とても安心なお米ですし美味しいです。いい意味でプライドを持って作っています。

気持ちのこもったお米、生きたお米を食べて頂きたい一心で地区の皆さんも懸命に努力されています。こんなお米を全国の皆さんに食べて頂きたい。「ああ、美味しい!」と思っていただけたらそれが励みになります。その代価を稼げればまた励みになります。

いいものはいつの時代もいい結果を生むと考えています。いいものを作る事を心掛けて今年も頑張ります。ひと夏が終わる頃にはまっ黒に日焼けしていますが、全国の皆さんもいい米を食べて日焼けする程元気に活動して頂ければ本望です。

タイトルとURLをコピーしました