寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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水管理と中干し

稲作り 豪雨対策

台風16号は現在九州北部までやって来ているようです。それに伴って雨雲も移動してきているので雨が降ったり止んだりで不快指数は上がりっぱなしです。今回の台風は山陰直撃の模様だったのですが、見事にカーブして太平洋側にそれています。これは出雲大社の神通力と思ってもいいのではないかと思っています。遷宮したばかりの年にはもっと急激に曲がって太平洋側にそれました。しかしながら、雨はしっかり降っています。強風がないのが救いです。

仕事から帰って直ぐに雨の中を田んぼに向かいました。間違いなく田に水が溜まっているからです。田んぼの出水口を下まで下げて水が溜まらないようにしてきました。稲にとって水はなくてはならないのですが、ジャブジャブあってはかえって害になります。止水口の板を取ってやったら勢いよく側溝へ流れ落ちていきました。これで大雨が降ってきても掛け流しの状態ですから水が大量に溜まることはありません。細かい事ですがこれが大事なのです。

稲はどうかなと見回ってきましたが、しっかりコウベを垂れていて実がしっかり詰まっていて、粒も大きめです。病害虫の影響もなくきれいな稲に育っているのを確認すると、早く刈り取って食べてみたくなります。1年間を通じて関わってきているのですから、実りの秋を迎える時は、お米に寄せる思いもひとしおなのです。

降りしきる雨を後にしながら家路を急ぐ頃には、日も短くなったせいかあたりは真っ暗でした。

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