寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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田起こしと田植え

稲作り 荒代1

水を引いたらいよいよ代掻きです。田んぼに水を入れ始めてから3~5日程おくと田んぼに水がしっかり溜まります。

トラクターで荒代をかくのですが、決まって現れるのが上空のカラスです。実に賢い鳥だと感心しますね。荒起しの時も必ず降りてきてモグラなどを狙っているのですが、荒代ではカエルを狙って田を歩くのです。

カラスもこれから子作りの時期に入り、つがいでやってきます。こちらとしてはモグラと蛇だけを食べてくれると有難い(モグラは田に穴をあけて水漏れの原因を作るし、蛇は虫を食べてくれるカエルを食べるのでよくない)のですが。

荒代をかき終えると、水を少しずつ流しっぱなしにして一定の水量を保ちます。この後上代を掻くまで今の態を保持するためです。一年を通して水は大事で、山の恵みなくして田んぼはできません。清らかな山の水で育ったお米が美味しいのは言うまでもありません。

トラクターでゆっくりと代を掻きながら田を歩いていると、のどかなひと時を楽しめます。

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