田んぼの荒起しが終わると、共同で作業している仲間で稲作りには欠かせない”水”を確保するために、山の中腹にある貯水池のまわりと、そこから田んぼまでの水路の清掃を毎年行っています。冬の間に水路に溜まった砂・石などを取り除き、水路を覆う草を刈っておきます。
大風やゲリラ降雨、そして山を歩くイノシシによって砂、石が溜まったり、崖の上から落ちて来たりで、水路が詰まっているのです。終わると貯水池からの水を水門を開けて通します。勢いよく水が流れるのを見ると「始まるな」と感じますね。
半日仕事ですがこれが終わると、夕方から近くの集会所に集まって小宴会です。「今年も宜しくお願いします」と情報交換も兼ねて一杯があります。おかずはサバ缶詰めと漬物。楽しいひと時です。
私の所は4軒が共同で作業している小規模な集落ですが、圃場整備も整った立派な田んぼなのです。田を守りつつ、今年も美味しいお米を作ることに精を傾けます。