寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
スポンサーリンク
田起こしと田植え

稲作り 研修会

今日は午前中に水稲の研修会が佐田町という所でありました。県内の農家数十軒が参加しての勉強会です。自分の作る田んぼばかりを見ずに他の制作者の田んぼを見て回るのは、大変勉強になります。県の指導員の方から色々なアドバイスをもらえて、また、いろんなアイデア、工夫したり改善したりして良くなったことなどが直接聞ける良い機会でした。

私は今年も田んぼの雑草に悩まされていますが、上代を掻く時はヒタヒタの水位でやることが肝心だと教えられ、水が多いと草が下へ掻き込まれず、浮いてそれが生えて来ると教えられ、水位、代掻きスピード、細かい所を注意しないと草が喜ぶのだなと反省しきりでした。この土地では「特Aのつや姫」を栽培していましたが、ほとんどで出穂していました。「つや姫は追肥をやればやる程に実のるよ」と教えられ、コシヒカリとは違う性質がわかり、将来的にはつや姫を視野に入れて広げて行こうという気にもさせられました。

品種によって作り方が微妙に違うのですが、そこが面白いところでもあります。もちろん収穫時期も違い、コシヒカリは8月末から9月上旬、つや姫も同じくらい、ですが、キヌムスメは10月上旬です。出穂してからの天気に大きく左右されますので、1昨年の様に8月に曇りがちで雨が降り、気温が低いと、コシヒカリには致命傷です。しかし、その年は9月になって天気が持ち直し、10月上旬まで好天が続いてキヌムスメは豊作になりました。

近年の変わりやすい天候に泣かされることが多く、品質の維持にはかなり気を使うようになりました。植えてからほったらかしではいい米が出来ないのはもちろんですが、長期天気予報を見据えてシッカリした計画を立て、臨機応変に対処することが必要になってきます。

そんな悩みを勉強会を通して情報交換することで、お互いに協力しあっているわけです。自分の経験しない所を年配の熟練者がアドバイスしてくれるので、大変有難いです。付き合いって大事ですよ。得にこそなれ損にはなりませんので、時間を割いてでも出かけて行って汗をかくんですね。今日はいい一日でした。

タイトルとURLをコピーしました