寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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田起こしと田植え

稲作り 機械

トラクターで田んぼを起こすから、随分楽になりました。それも乗用なので疲れがたまりません。近年の気象状況がひどく、体に応えるので機械化は必要です。自動車と同じで、メーカーもモモデルチェンジして高い機械を売りに来るんですよ。

トラクター一台どれくらいするかご存じでしょうか?馬力数で決まりますが、1馬力当たり10万円くらいします。私が使っているのはイセキトラクターですが、20馬力で200万円です。米を売っても採算があわないですよ。トラクターに田植機、コンバイン、精米機、乾燥機全て揃えると1000万円近くかかる計算になります。

今、参加が決定したTPPが動き出すと、この中山間地域の農業は大打撃を受けます。やめる人が続出するでしょう。実は日本の農家の64%が中山間地域なのです。

米は寒暖の差が大きい地域で栽培された方が味が良いのです。当然、平地よりも中山間地域で獲れた米の方が美味しいのです。水も自然の山水ですし、夏でも夜は涼しいのが田舎です。

餅米も同様で、寒暖の差がある山間部で獲れた餅米でついた餅は粘り、旨み、甘みにおいて一線を画します。それが経験でわかっているので、あえて稲作を続行して美味しいブランド米にこだわっている農家もたくさんいらっしゃるのも事実です。私もその一人です。

その上、国産米は外米に比べて安全です。何故か!日本の食品に対する法律は世界一厳しいからです。したがって消毒薬、農薬も毎年進化していて、より安全性を追求された物しか使えないような仕組みが出来上がっています。それが日本の農業の大きな特徴です。

今年も美味しいといってもらえる、安全な米を育てる季節到来です。毎年新しい発見があり、勉強があり、同じ年がないのが稲作りです。毎日食卓に上る御飯の生い立ちが解って食べると、格段に味わい深く感じられます

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