今年は梅雨に入っても雨の日が少なく、降雨量が足らないと全国至る所で困っている農家があるようです。ニュースでは東京は10%の給水制限に入るとか。近年の異常気象には手を焼きます。降らない時はずーっと降らず、一端降れば豪雨、暴風を伴って激しく降る始末で、対応が追いつきません。
2年前の広島豪雨のような雨が降るとお手上げです。田んぼは水浸しで稲も流されてしまい、その年はあきらめないとなりません。今年はどうなんでしょうか。今の所、から梅雨の兆しですが、山水は枯れることなく流れ出てきています。山あいの谷水が集合して大量の水を得ているのですが、2年前ため池のまわりの杉の木等を伐り出して、はげ山になっているので非常に心配です。昔から杉の木は水を呼ぶとして大事にされてきました。杉の根が水分を吸い上げるのでしょう。自然のダイナミックなサイクルです。谷水は四方八方から集まって来ているので今の所大丈夫の様です。
田んぼの水が大量に要る時は初期の荒代、仕上げ代を掻く時で、その段階は終わっているので落ち着いています。しかし、今日の様に日中最高気温が30度に達すると田んぼの水の蒸発量は大きく、少しずつかけ流しながら水位を保たなくてはなりません。多からず少なすぎず一定の水位に保つには小まめな観察が大事です。案の定仕事帰りに見たら田んぼの泥があらわに出ていましたので、調節しておきました。
水持ちのいい田んぼや、悪い田んぼがあるのでそれに合わせて微調整してやります。畦畔の草刈りを終えた後、刈った草が枯れてきているので、明日は会社が休みなので、1日中枯草を集めて運搬車で運ぶ仕事が待っています。こんなに天気がいいと2日もあれば草は枯れて軽くなります。田んぼは初期除草剤が効いているので草の芽が出ていません。月末には中期除草剤を規定量撒く予定です。苗もしっかり活着しているようです。今は苗にとって一番の栄養は新鮮な水です。毎日水位の微調整を兼ねて田んぼの見回りが日課となっています。