寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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稲作アラカルト

稲作り 玄米

私達日本人にとってお米は文化的にも精神的にも欠かせない大切な主食です。神代の時代から食べてきた歴史があります。昔からお米の栄養を取り入れながら生活してきた農耕民族です。今の食生活は欧米化したせいか、成人病も増え、子供の時から体調不良に悩まされるような時代になってきました。

日本人の御飯離れが言われてから久しいですが、お米ほど栄養バランスの良い食物はありません。その消化に時間がかかるので腹持ちもよく、気になる血糖値の上がり方が穏やかです。一方で、パンやパスタなどの消化しやすい主食から炭水化物を取ると、その分血糖値の上昇も
早まります。パン食はおかずが高カロリーになりやすくダイエットには不向きです。

お米は主役であって、名脇役です。不足する栄養素を肉、魚、野菜等と組み合わせることでより効率よく体内に摂取することが出来ます。最近言われる玄米食の良さが認められるようになってきましたが、実は思わぬ落とし穴があるので注意が必要です。玄米は精米した白米よりも栄養的に素晴らしく整っていていい事ずくめの様に書いてある書籍を見かけますが、長期にわたって取り過ぎるとかえって害になります。

私の友人にも玄米食を続けて体調を崩した家庭があるので紹介します。親子4人で毎食玄米だったそうですが、1年を過ぎるあたりから体調を崩す(家族4人とも)ようになり、原因がわからずいろんなところで相談したらしいのです。すると玄米ばかりを食べている事を医者から注意を受けたというのです。玄米は抜群の栄養バランスで豊富な栄養素もありいいことずくめのようですが、お通じが良くなるのと同時に一緒に体内の栄養素も体外へ排出してしまうのだそうです。ですから病気を治す意味において半年程度毎食食べたら、ある程度毒素が抜けるので、後は普通の白米食にするか、玄米をたべても一日に1食にして様子を見ながら食べるのがいいそうです。

昔の文献をみてみると、白米を食べ始めたのは江戸中期の頃からだと記述してありましたが、それまでは玄米食だったようです。昔の人が短命だったことは知られています。と同時に玄米の栄養のせいかどうかははっきりしませんが、体は小さくても頑健な体であったことはよく知られています。今は食品の中に色々な添加物が混入しています。玄米食を上手に利用しながら、食べ方を調節していくことが健康にはいいと記述している学者もいますので、玄米食に関しては研究した方がいいようです。

ちなみに私は玄米食ではありません。普通に精米していますが、農家ですので麦を作って2割程度混ぜて炊いています。麦飯ですね。昔から食べていて、一時やめていましたが、健康志向もあり麦を混ぜて食べています。今の所いいようです。それに我が家では生野菜をしっかり取るようにしています。畑でなった野菜やスーパーで調達した野菜を5~6種類位混ぜて食べています。子供が好きですね、生野菜を。ドレッシングを工夫してやると喜んで食べます。もちろん国産に限っています。中国産野菜は食べません。健康は食からです。食に携わっているとそのこだわりが強くなりますね。安全安心のお米を作ろうという信念のもとに今年も米作りを頑張ります。

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