国会はいよいよ参議院選挙に向けて動き出したようです。どの党も選挙を有利に戦いたいので相手の痛い所を集中質問するようです。その矢ずらに立っているのが、前経済再生担当大臣の甘利氏。TPP交渉を進めた日本の代表ですが、私たちからすればTPP参加そのものに反対な立場なので、収賄問題よりもTPPの中身が知りたいのでです。とっても不安です。
この間、スーパーでニュージーランドのカボチャが安く売れていたので試しに買って、味噌汁の具として食べました。日本のカボチャの味と全然違う味で少し食べて捨てました。何故?甘み旨みがなく、薬のような香りだけが鼻について食えなかったからです。それぞれの国で開発された農薬も違うし、土地の栄養分も違うし、カボチャの食べ方も違うでしょうが、これほど味が違うとは思いませんでした。それほどショッキングな食味だったのです。
TPPが始まればいろんな国からいろんな食材が輸入されてきます。オレンジやバナナ等美味しいものもあればそうでないものもあるということを、生産者も含め、消費者も知っておくべきだと思います。心配なのは各国の農薬の基準が違う事で、アメリカの牛肉の例にもあるように正確な情報を開示して私たちに周知してくれる事を望みます。決して隠したりぼかしたりせずに。虫たちが食わないような遺伝子組み換え食材を私は食べません。農家で育っていて、虫たちは、きつい農薬(戦後間もない頃のきつい農薬/現在は使用禁止どころか製造していないと思います)を使って消毒した野菜に寄り付かないことを見てきていますから。
安全で安心なお米を、毎日食べて欲しいと生産者の私たちは思っています。子供たちの笑顔をいつも見ていたいからです。