田植えも終わるとホット一息つきたいところですが、田んぼのまわりの雑草は待ってくれません。冬の寒い時期にはずっと我慢していた雑草です。暖かくなると一斉に伸びますが、スピードがすごいです。1週間もほっておくとあっという間に膝あたりまで伸びます。雑草を生えなくする方法はないものかと考えて、いろんな人の意見を聞くのですが、結局のところ刈り払い機で刈った方が一番いいようです。草の生えないシートもありますが、アスファルトの隙間からでも目を出す程生命力の強い雑草です。そんなことで簡単にあきらめてはくれないようです。
地方の段々畑を思いだしていただけるとわかるのですが、棚田は急こう配です。従って田んぼと田んぼの間には斜めの傾斜面があって、そこを草刈りしなければなりません。足場も不安定で危険を伴いますが、農家の皆さんは上手にかっておられます。今日も仕事が終わってから少し刈りました。広範囲なので、毎日少しずつ刈っていきますが、一通り刈り終わる頃には最初刈った所の草はだいぶん伸びています。が、放っておいて他の仕事もしないとなりません。1か月後には中期除草剤を田んぼに撒きます。細かな手入れをしてこそ、稲も順調に成長していくのです。決して、ほったらかしでは良いお米は望めません。
刈り払い機の丸ノコの歯はもろいもので一日も刈り続けると切れなくなります。研いで使う人もいますが、ほとんどの人は使い捨てだと思います。安い丸ノコで1000円、切れ味が続くもので3000円くらいでしょうか。今年は何枚使うのかなと思うのですが、切れないと仕事にならないので必要経費と考え購入します。
お米作りの作業の中で一番大変なのがこの草刈りなのです。皆さん、異口同音にそうおっしゃいます。今は未だ涼しいのでいいですが、真夏の頃の草刈りは地獄をみるようです。が、後のビールは天国です。今年も暑くなるのかなぁと要らぬ心配をしています。