寒暖差と山から吹き下ろす風が美味しいお米を育てます
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稲作アラカルト

季節外れの台風と高気圧

台風の影響

7月初めに台風が通過していきましたが、風はさほどではなかったのですが、雨量がけた違いに多くあちこちで甚大な被害をもたらしました。特に中国地方はひどくて、今でも災害ごみが片付かないところがあります。自衛隊、消防はじめボランティアも活動しておられるのですが、追い付かないほどの災害で、お見舞い申し上げる次第です。

豪雨が稲作に与える影響

稲作においては、集中豪雨は厄介です。何事も”過ぎたるは及ばざるが如し”で、1週間も降り続けば、太陽も出ず、生長に影響大です。まして今の時期は追肥や、中干しの時で、計画が全て台無しです。稲作において追肥の時期などは、出穂期から逆算して計画して行いますので、1週間のずれは大きいです。その上、台風後のうだるような暑さもいいとは言えず、気温が35℃近くまで上昇すると、臨機応変に水を入れないと稲がやられてしまいます。普通だと夜間に水を入れておき、日中は太陽熱で水温を上げてやって稲の成長を促すのですが、高温の時は稲を守るべく、早朝から入水して稲を高温から守ることも考えないとなりません。

中干し後

中干し後は間断灌水を続けていきますが、稲も少しづつ大きくなる上に水は欠かせません。毎日異常に高温だと、水分の蒸発と共に稲も水分を吸い取りますので、満水状態が一日で干上がる程なのです。稲の下葉が黄色く枯れないように水を補充しながら間断灌水をやっていきますが、毎日圃場を見回ってチェックしておかないと取り返しのつかないことになっては大変です。

コシヒカリの穂肥

予定より5日遅れてコシヒカリの穂肥を撒きました。遅れすぎると二段穂になってしまいますので、仕事帰りの夕方に散布しました。キヌムスメの方もそろそろ予定日です。稲は真っ直ぐ上ではなく扇形に開帳していますが、これが疎植栽培の真骨頂です。幹太く力強いので倒れにくく、着粒も大きくなります。これからグングン大きくなっていくので、水が切れないように見ていかないとなりません。

圃場の草刈り

伸びてきた雑草の草刈りも迫って来ています。大雨と高気圧で、例年よりも伸びが早くて草刈りが追いつかないのです。明日も草刈りです。熱中症にならないように頑張ります。今、トマトジュースが熱中症対策として脚光を浴びているようです。スポーツドリンクをやめてたまにはトマトジュースもいいですね。でも色からして熱くなりそうです。

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