田んぼに水を引いてから田植えまでには荒代、仕上げ代をかくわけですが、それまでに草が勢いよ伸びてくるので草刈りが大事な仕事になってきます。虫の住みかを造らないようにします。刈り払い機で刈っていくわけですが、平坦な所よりも斜めになった刈りにくい所が多いため重労働です。
田植え前の草刈り作業は大変です。私は昼会社勤めですので、休日には半日は草刈りをします。するとたまにですが、マムシに出くわすことがあります。マムシの首を刈り払い機で撥ねると大変です。マムシの血は誤って目に入ったら失明するほど毒がきついのです。以前にも山の維持管理のために山に入って草刈りをしていた森林組合の方が、マムシの血がめに入って失明下とか聞きました。マムシは茶色と黒のマダラ模様ですが、赤マムシは赤と黒のマダラ模様で、このあたりでは「やまかがし」とよばれていて恐れられています。
それはさておき、刈った草は肥料になるので枯らかしてから持ち帰って、サイロに積んでおき、翌年の肥料にするのです。結構重労働なのですが、稲にとってはこの雑草の肥料がいいのです。化学肥料も使いますが、自然の力も活用しながら作っています。
田植えは家族総出です。幸いに子どもたちも手伝うと言ってくれました。どうも小遣いが欲しいようです。みんなで楽しく作業する日が待ち遠しいですね。